◆2023年
- https://www.bun-ichi.co.jp/tabid/57/pdid/17545-202201/catid/21/Default.aspx
- 「冬鳥シーズンが短くなっている!?〜市民科学が明らかにした、冬鳥への温暖化の影響」のタイトルで発表した。横浜市と福岡市の自然観察の森および苫小牧市のサンクチュアリーで、市民・職員・日本野鳥の会レンジャー等が、毎日飛来する鳥を過去約20年間継続的に記録した貴重な鳥見記録がある。これらの記録のなかから、ほぼ20年間連続して飛来してきた冬鳥を対象として、温暖化による影響を調べた。その結果、いずれの場所においても秋の初見日が遅くなり、春の終見日は早まっており、滞在期間が大幅に短縮されていることが分かった。
- 2月20日、NPO法人せたがや水辺デザインネットワーク主催でZoomにて開催した。世田谷区保坂区長の挨拶のあと世田谷区水辺の楽校や世田谷区立小・中学校、都立園芸高校の生徒・学生らによる7題の優れた発表が行われた。小堀は各発表に関するコメンテーターの役割を担った。
- City Nature Challenge2022(CNC2022)では、世界の47か国445都市が参加した。4日間は参加都市の市民がスマホアプリから野外で植物や動物の観察・撮影・投稿を行い、その後の6日間で観察した種を同定する作業を行った。東京では、生物多様性アカデミーと東京都市大学夢キャンパスが共同主催団体となり、CNC2021―Tokyoの企画・運営を行った。4月30日には東京都市大学夢キャンパスでハイブリッドでの講演と観察会のイベントを実施した。東京の参加者数は79人(175位)、観察数は2,374(145位)、観察された種数は675(146位)であった。
- 小堀洋美(2022).市民科学のすすめ.文一総合出版.pp.272.https://www.bun-ichi.co.jp/tabid/57/pdid/978-4-8299-6533-7/Default.aspx
- 日本で最初の市民科学の包括的な書籍として出版。本書は多様な市民、研究者、行政、NPOなどの幅広い読者を対象とし、市民科学の持つ高いポテンシャルを多様な分野での研究、教育、社会課題の解決に活かしていただくことを意図している。本書を通じて、多くの読者が市民科学のアプローチを色々な場面で導入するためのメリット、方法、国内外の事例、評価手法などについても紹介している。
- 下水道の市民科学を着実に実施していくための「戦略会議」として、市民科学に関心をもつ地方公共団体や企業、市民が集い、取り組み方をともに考える場として、ワークショップ形式の勉強会を実施した。BDA代表理事の小堀と研究員の岸本は、コロナ禍で実践した国際的は市民科学の実践事例について以下のタイトルで発表した 。
- 小堀洋美・岸本慧大(2021). スマホを活用した市民参加型調査の事例とポイント: コロナ禍でのCity Nature Challenge から学んだこと. 下水道の市民科学. 2021/1/15.
- 和田武・小堀洋美(2021). 地球環境保全論: 持続可能な社会を目指して. 創元社. pp.292. https://www.sogensha.co.jp/productlist/detail?id=4228.
- 本書は和田武氏が1990年に出版した「地球環境論」が元になっており、その後4回の加筆と修正を経た最新版である。小堀は7章「進行する生物多様性の損失」を執筆した。全8章からなり、1章は「地球の自然環境の進化と構造」について、2章から6章は主要な地球環境問題について、8章は「地球環境危機を克服しうる持続可能な社会」への提案が記述されている。
- Keidai Kishimoto, Hiromi Kobori (2021). COVID-19 pandemic drives changes in participation in citizen science project “City Nature Challenge” in Tokyo. Biological Conservation, 255, 109001. https://doi.org/10.1016/j.biocon.2021.109001
- Hideyuki Doi, Hiroyoshi Higuchi, Hiromi Kobori, Sangdon Lee, Richard B. Primack (2021). Declining phenology observation by the Japan Meteorological Agency. Nature Ecology & Evolution, 5, 886-887.
- City Nature Challenge2021(CNC2021)では、世界の44か国419都市が参加した。4月30日から5月3日までの4日間は参加都市の市民がスマホアプリから野外で植物や動物の観察・撮影・投稿を行い、その後の6日間で観察した種を同定する作業を行った。コロナ禍であったため、観察した生き物の数・種数・参加者数は競わなかったが、結果を共有した。東京では、生物多様性アカデミーと東京都市大学夢キャンパスが共同主催団体となり、CNC2021―Tokyoの企画・運営を行った。東京の参加者数は135人(106位)、観察数は4,752(73位)、観察された種数は880(94位)であった。
- Hiromi Kobori, Keidai Kishimoto. Comparisons of behavior in “City Nature Challenge-Tokyo” participants before and during the COVID-19 pandemic. Citizen Science Association, CitSciVirtual 2021, online, May, 2021. (poster)
- 岸本慧大, 小堀洋美. コロナ禍における市民科学プロジェクトに見られる行動変容. 日本環境学会, 第47回研究発表会, 2021年7月3-4日.(口頭発表)
- 咸泳植, 小堀洋美, 岸本慧大. 多摩川と野川下流域における洪水攪乱前後の外来植物群落の比較: 市民科学を事例として. 日本環境学会, 第47回研究発表会, 2021年7月3-4日. (口頭発表)
- 著書『地球環境保全論-持続可能な社会をめざして』(創元社)の書評が日本環境学会学会誌に掲載された。
- 〇〇(2021). 〇〇. 人間と環境. 47(3).
- 11月20日に、佐藤真久教授(東京都市大学環境学部)をお招きし、これからの市民科学とSDGsについて議論する市民科学研究会をオンライン・無料にて実施した。最初に生物多様性アカデミーの小堀洋美代表理事(東京都市大学特別教授)より開催挨拶とSDGsに向けた市民科学の最新情報の共有があり、続いてSDGsの理論と実践の第一人者である佐藤真久教授(東京都市大学環境学部教授)より講演「これからの市民科学:国連ESDの10年の経験を活かしSDGsの本質に対応する」が行われた。最後に参加者の質疑ならびに小堀代表と佐藤教授によるディスカッションが行われ、市民科学の主流化に向けた課題と手法を再検討するきっかけとなった。
- 宗像恵太(2020). 市民科学で生き物からのシグナルを捉えよう.
- 月刊下水道 編集部(2020)市民科学によって見える下水道に.月刊下水道,43(1),pp.93-96.
- 小堀洋美,戸金大,Omar Faustino,Theresa Lally,岸本慧大.国際連携によるパラオ共和国でのWEBを活用した種の多様性の市民科学プロジェクトの展開.日本環境学会,第46回研究発表会,2020年6月.(大会中止.研究発表原稿提出により発表に代える)
- 小堀洋美・加藤裕之 (2020). 市民科学と下水道: ”見える化”で信頼関係を築く.コンセプト下水道第15回 特別対談「熱い人と語ろう!」.下水道情報,1929,24-27.
- 小堀洋美 (2020). インターネットを活用した市民科学のイノベーション: スマホを用いたプロジェクトの実践方法とその事例. 水環境学会誌, 43(11), 401-404.
- 2月 第21回市民科学研究会の実施
- 3月 Citizen Science Associationの年次大会(米国、Raleigh)での発表
- 3月 ワシントンDCでの市民科学のヒアリング調査
- Wilson Center, Smithsonian Conservation Biology Institute. 国立図書館
- 4月~5月 City Nature Challenge 2019-Tokyoの実施
- 共同主催:東京都市大学夢キャンパス
- 4月 WWF香港の「 One Planet Earth」の学生研修の受け入れ
- 4月 第22回市民科学研究会の実施
- 5月 Webを用いた多摩川の春の外来植物しらべ
- 共同主催団体:NPO法人せたがや水辺デザインネットワーク
- 協力団体:東京都市大学夢キャンパス、二子玉川エアリアママネジメンツ
- 5月~6月 ミクロネシアのパラオ共和国にてiNaturalistを用いた市民科学プロジェクトの実践とキックオフイベントの開催
- 共同主催:Melekeok Conservation Network, Ngardok Nature Reserve, San Diego State University
- 6月 第43回日本環境学会年次大会(横国大)での学会発表と市民科学に関する自主企画シンポジウムの実施
- 8月 下水道展’19横浜の併催企画「市民科学シンポジウム~地域の未来のための協働~」講演とパネリスト
- 11月 「秋の多摩川の水辺の外来植物さがし」は台風の影響で中止
- 12月 第23回市民科学研究会の実施
- 市民科学研究会の開催(第18回、第19回、第20回)
- City Nature Challenge 2018-Tokyoの実施(東京都市大学と共催)
- Webを用いた多摩川の外来植物しらべ(春、秋)
- カナダブリティッシュコロンビア大学のGISを用いた市民科学の研究室へのヒアリング
- City Nature challenge 2018の企画団体のロサンゼルス自然史博物館での講演と会合
- Citizen Science Asiaでの講演と会合(香港)
- 市民科学研究会の開催(第15回、第16回、第17回)
- 国土交通省「下水道を核とした市民科学プロジェクト」の協力(2014年~)
- Webを用いた多摩川の外来植物しらべ(春、秋)
(NPO法人せたがや水辺デザインネットワーク、多摩川流域懇談会などと共催) - Citizen Science Associationで発表と会合(米国 セントポール)
- 市民科学研究会の開催(第12回、第13回、第14回)
- Webを用いた多摩川の外来植物しらべ(春、秋)
(NPO法人せたがや水辺デザインネットワーク、多摩川流域懇談会などと共催) - Ecological Researchに掲載された市民科学の論文「Citizen Science: new approach to advance ecology, education, and conservation(Vol.31. 1, 1-19, 2016)」がEco. Resarchの論文賞を受賞
- 上記の論文は・Springer 社の2015年度の{世界を変える」100の論文に選ばれた。
◆2022年
1月 「Birder」1月号(文一総合出版)に「温暖化が冬鳥に与える影響」についての記事を掲載
2月 「多摩川子どもシンポジウムin世田谷」にコメンテーターとして参加
4月~5月 City Nature Challenge 2022-Tokyoを実施
4月 著書出版
6月 「企業人のための環境セミナー2022」に講師として参加
6月 日本環境学会公開シンポジウム「生物多様性保全の最前線」の基調講演
7月 公開シンポジウム「みんなで調べる生物多様性!「いしかわ生きものマップ」づくり~市民科学とスマホAIアプリの活用~」の基調講演
6月 日本環境学会公開シンポジウム「生物多様性保全の最前線」の基調講演
7月 公開シンポジウム「みんなで調べる生物多様性!「いしかわ生きものマップ」づくり~市民科学とスマホAIアプリの活用~」の基調講演
◆2021年
1月 国土交通省水管理・国土保全局下水道部主催「下水道の市民科学」にて発表
3月 著書出版(共著)
3月 論文掲載
4月 論文掲載(共著)
4月~5月 City Nature Challenge 2021-Tokyoを実施
5月 学会発表
6月 学会発表
8月 著書の書評が掲載される
10月 経団連自然保護協議会主催: 企業の次世代環境リーダー育成に向けたオンライン環境セミナー「企業の生物多様性への役割とスマホを用いた会社・自宅周辺の生き物調査」を開催
11月 第24回市民科学研究会「SDGsを市民科学で活かす」を開催
◆2020年
1月 「多摩川子どもシンポジウムin世田谷」にコメンテータとして参加
1月 雑誌取材
1月 雑誌取材
4月~5月 City Nature Challenge 2020-Tokyoの実施
6月 新聞:日本経済新聞に小堀代表理事のコメント掲載
6月 学会発表
11月 雑誌掲載
11月 論文掲載
11月 スマホを用いた「秋の多摩川の水辺の外来植物さがし」を開催
◆2019年
◆2018年
◆2017年
◆2016年
◆2015年
・英国の市民科学のヒアリング調査
・市民科学研究会(第10回、11回)の開催
・国土交通省「下水道を核とした市民科学プロジェクト」の
協力
・関西の市民参加型調査のヒアリング
・山形県酒田港の藻場造成の実施
◆2014年
・生物多様性オープンカフェの開催
・市民科学国際シンポジウムの開催(広島市)
・市民出資自然再生エネルギーの取り組みの調査(ドイツ)
国土交通省「下水道を核とした市民科学プロジェクト」の
協力
◆2013年
・都市の生物多様性指標(シンガポール指標)の調査
・Kyungsung University(韓国)と国際セミナーを開催
・谷戸の放棄水田と復元水田の生物調査の実施