第21回市民科学研究会 開催報告

平成31年2月16日に第21回市民科学研究会を開催しました。

市民科学研究会は、当法人内の研究会として位置づけられたもので、市民科学や市民参加型調査に関する情報共有、プロジェクト研究など、市民科学の展開に関するテーマについて自由闊達な討論を行っています。

第21回の市民科学研究会は3部からなり、第1部ではリレートーク形式で4つの話題提供がありました。
最初に研究会の代表の小堀より、21回研究会の趣旨説明がありました。第一演者の岩城氏(Global Biotic Interactions, アジア地区担当)による「iNaturalistを読み解く」では、iNaturalistの概要や機能の解説があり、咸氏(東京都市大環境学部)による「iNaturalistのデータを用いた科学論文を知る」ではGoogle Scholarを用いたiNaturalistに関する論文検索の結果と近年の論文掲載動向の説明がありました。昨年実施したCNC2018-Tokyoの参加経験から、渡邊氏(箱根植木(株))による「CNC2018-Tokyoの利点を活かし弱点を克服する」の話題があり、戸金氏(東京都市大環境学部/生物多様性アカデミー)による「CNC2018-Tokyoのオープンデータを分析する」では観察データの分析結果の紹介が行われました。

小堀代表による趣旨説明

リレートーク1.岩城氏

リレートーク2.咸氏

リレートーク3.渡邊氏

リレートーク4.戸金氏

 

第2部では、「CNC2019-Tokyoに自分達の活動グループのサイトを立上げる手法を学ぶ」をワークショップ形式で行いました。参加者にPCを操作してもらい、自身でプロジェクトの名称を決め、境界を設定し実際にプロジェクトの作成を行いました。
ワークショップは充実した内容となり研究会終了時間まで活発な意見交換が行われたため、第3部に予定していました「参加者の近況報告と今後の研究会活動への提案・要望など」は懇親会での報告となりました。
「City Nature Challenge 2019-Tokyo」まで残り3ヶ月です。当法人としても全力で取り組んでいきます。

ワークショップ

懇親会