City Nature Challenge2019プロジェクトの結果が、世界全体オーガナイザーのAlisonさんらから届きました。今回の160の参加都市での合計の参加者数は約3万5千人で、観察数は約96万件、同定された3万1千種以上との驚くべき結果が得られました。昨年は68都市が参加し、約40万件が観察され、今年は昨年の2.4倍の観察数になりました。

さらに詳しい結果は以下のURLをご覧ください。

https://www.inaturalist.org/projects/city-nature-challenge-2019/journal

 

Tokyoのプロジェクトの観察数は3908件で、626種、参加者155人でした(2019/5/10現在)。本プロジェクトは4/26から29日の4日間、生き物の写真を投稿し、その後1週間で参加者およびiNaturalistの会員が写真から種の同定の作業に従事しました。Tokyoプロジェクトでは投稿した写真の97.8%が同定可能(Need ID)と評価され、参加者の多くが同定可能な写真を投稿してくれたことが分かりました。また、Need IDと判定された写真のうち1週間の同定作業で42.7%が研究グレードになりました。これは全参加都市の54位に相当します。さらにNeed IDと判定された種の54.9%は研究グレードになり、これは全参加都市の50位でした。これら研究グレードになったものは、今後、オープンアクセスの研究データとして、誰でもアクセスが可能です。

結果の詳細は、以下のURLをご覧ください。

https://sites.google.com/view/cnc2019-tokyo-result/

 

世界の160ヵ国の都市と一緒に皆様が楽しみながら情報を寄せてくださったことに心より感謝いたします。来年の2020年のオリンピックの年も東京は参加の予定です。来年も皆さまのご参加をお待ちしています。