2016年度のEcological Research誌の最優秀論文に選ばれました

 小堀洋美代表理事らが、日本生態学会の英文誌であるEcological Research(Springer社)に投稿した市民科学の論文は同誌の2016年度論文賞に選ばれました。本論文は米国、英国、日本の研究者11名で共同執筆し、特に市民が情報ツールを日常的に活用できる情報社会の到来により、市民によるビッグデータが、新たな科学の進展をもたらすと共に、社会教育や環境保全にも貢献できることを論じています。また、自然科学と社会科学の統合的なアプローチの重要性や今後の課題についても論じています。本論文のダウンロード数は5,400を超え、Ecological Researchの過去の全ての論文中2位となり、また、学術論文の影響度を評価する指標であるアルトメトリックスは30で、対象論文750万の中で、上位5%にランクされ、高い評価を得ています。Springer社の「2016年の世界を変える100の必読論文」(Change the World, One article at a Time)に選ばれました。
本論文は以下からのURLから閲覧が可能です。
http://link.springer.com/article/10.1007%2Fs11284-015-1314-y

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授賞式は第64回日本生態学会の大会時(平成29年3月17日)に早稲田大学の大隈講堂で行われた。
Ecological Researchの久米編集長(左)より、小堀代表理事が賞状をいただいた。

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賞状