企業の生物多様性への役割とスマホを用いた会社・自宅周辺の生き物調査
この度は,10月7日に開催する経団連自然保護協議会のセミナー「企業の生物多様性への役割とスマホを用いた会社・自宅周辺の生き物調査」に参加申込みいただきありがとうございます.本ウェブページでは,セミナーの概要やプログラム,皆さんに参加していただく生き物調査の方法などを掲載しています.事前準備や事前にご理解いただきたいことについては,以下をご覧ください.
事前準備と事前確認のお願い
新着情報
2021/10/07 / セミナーを実施しました.ご参加いただきありがとうございました!引き続き10/31までiNaturalistでの観察を実施中です!
2021/09/28 / イベント用ウェブサイトを公開しました
開催概要
日時
- 10月7日(木)10:00~15:30(講演と生き物観察)
場所
オンライン
(Zoom: メールにてお知らせ済みです)
主催・共催団体
主催 | 経団連自然保護協議会 | |
---|---|---|
共催 | 一般社団法人生物多様性アカデミー | |
共催 | 一般社団法人ヤマネ・いきもの研究所 |
講師
- 小堀洋美(東京都市大学環境学部特別教授)
- 岸本慧大(慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科後期博士課程)
- 湊秋作(関西学院大学教育学部前教授)
本セミナーの内容とねらい
セミナーはオンラインの講義と自然体験からなります.
講義では,1)国内外の生物多様性の現状と課題,2)生物多様性の2050年ビジョンに向けた国内外の動向,3)生物多様性のリスクを削減し,ビジネスチャンスとする企業の対応と役割についての理解を深めます.また,4)自然体験で実施する市民科学プロジェクトの意義や過去の実践事例の紹介も行います.
自然体験では,コロナ禍でもひとりひとりが野外で生物観察ができる市民科学プロジェクトを実施します.これは生き物の知識がなくてもAIのサポートによって気軽に利用できるオンラインでの生き物調べです.また,参加者の観察した生物の数や種数のランキングが示され,より高い順位を目指して競いながら楽しむことができます.さらに,生き物のデータは参加者と共有でき,国際的な生物多様性のデータベースにも登録されます.ローカルからグローバルに視野を広げながら,生物多様性の科学にも貢献できることを体験していただきます.
本セミナーのねらいは2点あります.一つ目のねらいは,コロナ禍でも実施が可能な自然体験を行うことです.環境教育の最終目的は,教育を受けた人が自身の意識を変え,自主的・主体的に環境分野の課題解決に向けて迅速な行動をとれるようになることです.しかし,個人に意識の改革を促すほどのインパクトは座学のみでは簡単には得られません.個人が五感を通じて,自然への豊かな感性,感動,発見,畏敬がもたらされる自然体験によって得られるものです.本セミナーの自然体験をその機会として,多くの学びを得ていただきたいと考えています.
2つ目のねらいは,企業の次世代環境リーダーを目指す皆様が,セミナーを通じて自らの学びを深めるだけでなく,リーダーとしてのもう一つの重要な役割を実践してもらうことです.すなわち,セミナーを通じて得た学びを社内および家族も含めた周囲の人々へ広げていただくことです.本セミナーでは,セミナー用にカスタマイズした生物調査のプログラムを立ち上げました(https://www.inaturalist.org/projects/01034a70-6a1c-4dd6-a267-b59adfa02e97).リーダーの皆様には10月7日の午後にこのプログラムに参加していただきますが,プログラムは10月31日までアクセスが可能です.このプログラムを社内,関係者の方へ拡散し,参加の輪を広げていただくことを期待しています.参加者全員の情報共有は11月のセミナーで行います.
- 本イベントにおける生き物調査は,野外において個人で参加することを原則しています.
- 新型コロナウイルスへの感染拡大防止のため,各社,各自治体,都道府県,国のガイドラインに従った行動をお願いします.
- 人が密集する場所への外出,遠方への外出,複数人が集まっての参加は,新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から,おやめください.