2019年6月23日(日)に、横浜国立大学で開催されました第45回日本環境学会自主企画セッションで『環境リスクを可視化する市民科学の事例紹介と「市民科学事始め」ワークショップ』を2部制で実施しました。

第1部では、環境リスク(自然災害、生物多様性の減少、放射能汚染)について、優れた市民科学を実践している事例の紹介がありました。

1.市民科学で考え実践するグリーンインフラを活かしたまちづくり
横田樹広氏(東京都市大学・環境学部)

 

2.AIとWebを用いた国際連携による生物多様性の市民科学プロジェクトの実践とその成果
小堀洋美(東京都市大学・環境学部/(一社)生物多様性アカデミー代表)

 

3.市民によるDIYによる手作り放射能測定装置の開発と大気中の放射能測定
Joe Moross氏(SAFECASTJAPAN) 通訳Bryan Moross氏

Safecast活動紹介HP(英語サイト)https://blog.safecast.org/videos/

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第2部では、参加者全員を対象に、横浜の下水道の市民科学の実践事例を地域モデルとして、「市民科学事始め」のワークショップを行いました。

1.『下水道の「市民科学」』ガイドブックの説明
白﨑亮氏(国交省水管理・国土保全局下水道部)

2.横浜の下水道の市民科学の地域モデルから学ぶ
1)小中学生を主体とした地域活動の実践
宮崎裕明氏(元横浜市平戸中学校)
2)行政との連携
富永裕之氏(横浜市環境創造局・下水道計画調整部)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3.ワークショップ
『下水道の「市民科学」』には、行政向けと市民向けの2つのガイドブックがあります。参加者は自分が主体者として学びたいガイドブックを選択し、各テーブルの参加者とコーディネイターと共に下記の論点などについて話し合いました。残念ながら会場終了時刻になってしまい、最後のまとめのグループ発表を行うことができませんでしたが、参加者間で活発な議論が行われ、情報共有することができました。
コーディネイター
加藤裕之氏((公財)日本下水道新技術機構))
小塚亮一史氏(横浜市環境創造局・政策部)
亀山豊氏((一社)生物多様性アカデミー主席研究員)
片山美可氏((株)国際航業)