2025年元旦 新年のご挨拶

明けましておめでとうございます。
皆様にとりまして、新たな思いや希望を実現できる充実した年となること祈念しています。

昨年は、世界で、分断、紛争、戦争、気候変動の顕在化、自然災害、生物多様性の損失など、多くの厳しい現実に向き合う年となりました。私たちの住む地球は益々小さくなり、人々の軋轢は益々大きくなっていくことが懸念されています。

このような懸念を払拭するためには、今まで通りから脱却することが求められています。私たちの暮らし、経済・社会の在り方は、地球が1年間に供給できる環境容量の1.8倍に達し、また、多くの領域で地球の限界を超えています。

そこで、私たちに求められているのは、このような社会を変革し、自然と共生しながら、人々の幸福(福利)と持続可能性を実現するための具体性をもったアプローチと社会実装といえるでしょう。

(一社)生物多様性アカデミーでは、今年も生物多様性に関する研究、教育、社会実践を多様な人々や組織と連携して進めてまいります。また、市民科学のアプローチを用いて、個人および社会の変革に資する活動も展開します。この春には、「市民科学: 自然と地域創生の好循環」を共著で出版の予定です。本書の多様なアプローチを多様な組織、地域社会と連携して実装することにも挑戦してまいります。

同じ志を持つ皆様が、これらの活動に加わってくださり、議論と実装を通じて、その輪をさらに大きく、豊かなものにしてくださることを願っています。

代表理事
小堀洋美

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