米国コーネル大学での視察と研究打ち合わせ
米国コーネル大学とその周辺施設等を2012年10月に視察し、共同研究の打ち合わせや市民生態学、市民科学についての議論を深めました。
写真:アメリカ・ニューヨーク州の州立公園をコーネル大学の教員と視察
写真:州立公園内での交流の様子
この後、Civic Ecology を専門とするMarianne Krasny 教授と共同研究打ち合わせを行うとともに、Civic ecologyや日本における里山再生に関して議論しました。また、The Department of Natural Resources at Cornell Universityにて招待講演を行いました。
写真:研究発表と研究打ち合わせの様子。
写真:Civic Ecologyを専門とする学生のチョウの調査に同行
写真:全米一美しいと言われるコーネル大学の景色
10月16日には、Dr. Keith G. Tidballと研究打ち合わせや日本への招聘に関する打ち合わせを行いました。Tidball博士は、レジリエンス研究の専門家であり、Greening in the redzoneの著者でもあります。
写真:Keith博士(左)
また、コーネル大学にてCivic Ecology の学部長のProf. Marianne E. Krasnyと、都市域の生態系、人と自然との関わり方などをテーマとした研究打ち合わせを行いました。さらに、Global biodiversity outlookへの共著執筆について議論を行い、Urban landscapes as learning arenas for biodiversity and ecosystem services managementを発刊するに至りました。
写真:Civic Ecology学部長のProf. Marianne E. Krasny
この後、Cornell Lab of Ornithology(鳥類研究所)を訪問し、敷地内の視察や研究打ち合わせを行いました。
市民科学の制度保証やシステム開発の専門家であるDr.Bonter博士らとの研究打ち合わせでは、日本で市民科学のウェブサイトを立ち上げるときの必要要件、具体的なウェブデザインをする時の要点、問題点について議論を行いました。また、市民が得たデータについての専門的アドバイスを行う場合、双方向の市民知識・関心の向上に役立つ手法についての議論も行いました。
写真:研究打ち合わせのメンバー
写真:Lab of Ornithologyとその付属研究所の様子