国交省下水道を核とした市民科学育成プロジェクトへの協力
平成26年度に引き続き平成27年度も「下水道を核とした市民科学育成プロジェクト」への協力を行いました。
国土交通省は、「下水道科学で“地域”と“下水道界”を元気に」をコンセプトに、平成26年度から「下水道を核とした市民科学育成プロジェクト」を進めており、本プロジェクトでは、「市民科学」をキーワードに、科学を通じて市民に下水道の持つ多面的な役割や新たな可能性を知ってもらうなど、市民との協働による、広域的かつ継続的な水環境や生物多様性の調査研究や保全策など、健全な水環境の創造に資する取組みを推進することを目的としています。
平成27年度には川で活動する全国の市民団体に向けたアンケート調査や日頃から地域の川で生物調査を行っている「横浜市舞岡中学校科学部」と地域の市民も参加した発表会とワークショップを行いました。
このような国土交通省の取り組みに賛同し、当会もこのプロジェクトに委員として3名が参加するなどの協力を行っています。
川の活動団体向けアンケート調査 (平成27年10月から平成28年3月)
全国の川で活動する団体について、いい川・いい川づくりワークショップ事務局のNPO法人全国水環境連絡会の協力を得て、団体の選定とアンケート調査が実施されました。また、12月に行われた全国一斉水質調査の実行委員会に小堀代表が出席し、水質調査の実行委員にもアンケートが依頼するなど、当会も様々な面で協力しました。
成果発表会および意見交換会(平成28年2月28日)
2月28日(日)9時30分から神奈川県立地球市民プラザにて、前半を舞岡中学校科学部の成果発表会、後半に意見交換会が行われました。
中学生のハグロトンボの調査や毎週行われる水質調査、下水道をキーワードに中学生自身が調査について新たな展開を行ったことなどが発表されました。中学生の発表を受けて発表会に参加した市民(父母)などからも今後の進め方や展開についての希望や意見がありました。
後半はプロジェクトメンバーと舞岡中学校科学部顧問の宮崎先生による今後の進め方などについての意見交換が行われました。舞岡中学校科学部の取り組みは今年度の横浜市環境活動賞を受賞しました。
図は国土交通省下水道部のwebサイトより引用
http://www.mlit.go.jp/mizukokudo/sewerage/mizukokudo_sewerage_tk_000414.html