「市民科学: 自然再興と地域創生の好循環」が出版されました。
『市民科学-自然再興と地域創生の好循環』が出版されました。
編著者は岩浅有紀氏、佐藤真久氏と生物多様性アカデミー代表の小堀です。
本書は、[SDGs時代のESDと社会的レジリエンス研究叢書](筑波書房)の第6巻として刊行されました。
生物多様性(自然資本)は、個人、国、地球の存続にかかわる大きな危機となっています。今年の世界経済フォーラムでも、生物多様性と生態系の崩壊は、今後10年の地球のリスクの第2位(1位は気候変動)に挙げています。
本書では、この危機を乗り越えるには、自然再興と地域創生の好循環が不可欠であり、そのためのアプローチとして市民科学の視点から迫っています。しかし、従来の市民科学の大規模な科学的データの取得や活用や市民活動として普及啓発や地域活動の活性化の文脈を超えて、科学・実装研究、政策・地域自治、教育・社会的学習などといった異なる側面から多角的に考察することを主眼にしています。
自然再興と持続可能な社会の再構築(リデザイン)のための地域創生の好循環について、3名の編者研究・実践・政策的な知見をフルに活用し、国内外の事例を基礎にしながら掘り下げています。
市民、研究者、行政、企業の方も本書から新たな発想を得て、実践へと活かしてくださることを願っています。
なお、本書はamazon.com等、各書店にて購入可能です。