朝日新聞に「市民科学に広がり」のタイトルで本代表理事の記事が掲載される

 朝日新聞2017年7月27日朝刊26ページ(東京本社)に、「観察で調査に加わろう」との見出しの記事中で、小堀代表理事のコメントが「市民参加でデータに広がり」のタイトルで掲載されました。本記事では、夏休みの子供たちによる自然観察や市民による自然観察の記録を広く収集し、そのデータを学術調査にもつなげる活動が広がっており、その事例が紹介されている。
 小堀代表理事は、調査に市民が参加する意義について、研究者や行政が集めるデータは地域的、時間多岐な制約があるが、多くの市民が参加することで補完ができ、ビックデータの収集や市民の活動の幅が広げられる「市民科学」の重要性を述べている。
 また、「市民科学」の今後の課題として、研究者や学術団体は行政、市民、NPOなどとの協働による体制をつくり、市民が調査だけでなく、分析や成果の発表にも参加し、目的とゴールを定めた「市民科学」に取り組むことの重要性について、述べている。
 本一般社団法人では、「市民科学」の普及活動、実践、国交省との市民科学のプロジェクトへのアドバイスやガイドブックの作成の支援もおこなっている。
 また、「市民科学研究会」も今月(2017年9月28日)で17回を迎える。さらに多くの方々が、自らの関心のある生物、自然環境、社会の課題をテーマに市民科学のアプローチを用いて展開してくれることを期待している。