CNC 2020-Tokyo:観察ありがとうございました

東京チームの観察期間は4/27にて終了しました.ご協力いただき,ありがとうございます.

東京チームでは,396種1,127件の観察記録が寄せられました.また52人に参加していただきました.

今年は新型コロナウイルスにより各種イベントが中止となり,制限されたなかでのCNC2020の開催となりました.皆さんで協力して地域を観察したり,より広い範囲の観察はかないませんでしたが,自宅のお庭や散歩道など,より皆さんに身近な動植物を観察できたのではないでしょうか.身近な地域にこんな動植物が生息していたのかと,地域を再発見された方もいたのではないでしょうか.

さて,残りの1週間をかけて全世界のメンバーとの同定作業を行います.観察した写真や記録を見て,それが何の種なのかを特定していきます.観察された記録は,コミュニティ内の多くの人に同定されることで,その信頼度が上がります.同定のために生物を詳細に観察したり,文献や図鑑を通して調べたりすることは,参加者の知識や経験になります.また信頼度が高いデータは,研究用データ(Research Grade)として認められ,地域の生物のアセスメントや研究に役立てられます.
一見難しいようにも思えますが,同定作業は生き物のことをよく知る機会となり,面白い発見もたくさんあります.また皆さんの地域の博物館の研究者などに相談することで,専門家の皆さんと仲良くなる機会にもなるかもしれません.

同定にご関心がありましたら,一緒に同定作業を行っていきましょう!


同定作業のおねがい

(https://sites.google.com/view/cnc-2019-tokyo/image_new_postを参考に作成しています)

1.CNC 2020-Tokyoの観察記録を開きます.これはCNC 2020-Tokyoで観察された記録です.
フィルターを使って種や場所,日時で絞り込むことができます.
https://www.inaturalist.org/observations/identify?page=70&project_id=city-nature-challenge-2020-tokyo

2.観察記録の中から,同定したい記録を選択します.

3.観察記録には,種名や観察された場所,日時などが記載されています.
①すでに種の同定が,正しく行われている場合は「同意(Agree)」を押してください.
②種名が誤っていたり,同定がなされていない場合には,「IDを追加(Add ID)」をクリックし,自分で同定した種名を入力してください.多くは和名に対応していますが,学名でないと識別されないことがあります.

詳しくは,以下のサイトを参考にしてください.
〇https://sites.google.com/view/cnc-2019-tokyo/image_new_post(外部リンク)
・この記事でも参考にしています.写真つきで同定の方法が紹介されています.
〇https://www.inaturalist.org/pages/getting+started#identify(外部リンク)
・iNaturalistのウェブサイトにも同定の方法が記載されています.英語.