市民科学プロジェクト スマホを用いた「秋の多摩川の水辺の外来植物さがし」結果報告

10月28日(日)に「第6回多摩川の市民による水辺の外来植物さがし」を開催しました。当日は秋晴れの天気に恵まれ、48名に参加をいただきました。

本プロジェクトは春と秋に開催し、今回で6回目を迎えます。主催団体はBDAとNPO法人せたがや水辺デザイン、協力団体は東京都市大学と二子玉川エリアマネジメンツです。これらの団体と学生の企画メンバーにより、事前の企画会議を行い、また、3日前には調査対象地の兵庫島にて、優占する外来種6種を選定し、イベントの対象種としました。

当日の午前中は、夢キャンパスにて、レクチャーとスマホを用いた調査方法の説明がありました。講義では、外来種の何が問題なのか、また、多摩川と野川の合流地点で市民、学生、研究者、NPOによるwebを用いた外来種調べをする意義について説明がありました。その後、参加者は5つのグループに分かれ、兵庫島公園に移動し、野川側と多摩川側の5つの調査地区の一つを分担しました。調査の方法は、対象とした6つの外来種を見つけ、その群落の長さ、幅、平均の高さ、群落に占める対象種の割合をスマホのサイトに入力、群落の写真を撮影し、位置情報とともに送信しました。このイベントは5つのグループで、どのグループが最も多くのデータを送信してくれたかを、楽しみながら競い合います。

午後には夢キャンパスに移動し、参加者全員が送信した情報をマップで可視化し、情報を共有しました。その結果、1)多摩川と野川では生育する外来種が全くことなること、2)外来種法にて特定外来種に指定されている1)アレチウリはもっと群落数が多いこと、2)それに次いで生態系生態系被害防止外来種に指定されているアレチハナガサ、センダングサ類、メリケンガヤツリ、オオブタクサの順に多いことが分かりました。3)優占種の占める割合は昨年の秋と同様でしたが、今年は9月4日の台風21号の影響による兵庫島全体の冠水により、対象種が枯れたり、倒れたり、いまだに大きな爪痕がみられました。しかし、オオブタクサは、冠水後新たな芽生えが見られ、アレチハナガサは、新たな枝を伸ばした個体のあり、生命力の強さも見られました。